PowerpointやWordを作るとき、もちろん、フォントの指定はWordの場合は「スタイル」にあらかじめ指定しておいたり、パワーポイントの場合は「スライドマスター」からあらかじめ設定したほうが良いです。または、Wordの中にもフォント選択のショートカットキーを作る機能もあります。
ですが、そんな設定は面倒くさい!ちゃっちゃとある部分だけフォントを変えたい!ことってありますよね。そんな時のために、よく使うフォントをセレクターにしておいて、毎回フォントを選ぶ手間を省きましょう。
今日のCan-do: フォントをさっさと選択するセレクターを作ることができる
いくつかショートカットキーを調べると、このようになります。
;Word/PowerPoint共通: Ctrl + Shift + F フォント選択
;フォント選択場面で日本語フォントを選ぶ: Alt + T
フォントをしょっちゅう変更する場合は、おそらくもうF1等のよく使うキーにバインドしたほうが良いですが、ホットキーが多い人は以下のようにGuiにしておくのはどうでしょうか。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;FONT SELECTOR;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
F9:: ;お好みのキーに変えてください
Gui, fontselect:New, ,font select
Gui, fontselect:Add, Text,, Press1 to MS明朝
Gui, fontselect:Add, Text,, Press2 to MSゴシック
Gui, fontselect:Add, Text,, Press3 to Meiryo
Gui, fontselect:Add, Text,, Press4 to UDデジタル
Gui, fontselect:Show
return
;ここまででGuiを作成してボタンのリマインドを行います。1であればMS明朝、という感じです。
#IfWinActive, font select
1::
selectedfont = MS 明朝
gosub, fontchange
return
2::
selectedfont = MS ゴシック
gosub, fontchange
return
3::
selectedfont = Meiryo UI
gosub, fontchange
return
4::
selectedfont = UD デジタル 教科書体 NK-B
gosub, fontchange
return
#IfWinActive,
;キーボードの数字1から4によく使うフォントを設定しておきます。これはフォント名がWordやPPTのものと全く同じでないといけないので、Wd/Pptからコピーペーストするほうが良いです。
fontchange:
Gui, fontselect:destroy
sleep, 200
send, ^+F
sleep, 200
send, !T
sleep, 200
gosub, imeoff
send, %selectedfont%
send, {Enter}
return
;fontを変えるSubroutineです。guiを消して、Ctrl+Shift+Fでフォント選択の画面を作成し、Alt+Tで日本語フォントへ移動、imeをoffにして、font名を入れます。
imeoff:
Gosub, IMEGetstate
Sleep, 75
If (vimestate=0) ;imeがoffなら
{
;Offだから何もしない
}
else
{
While (vimestate=1)
{
Send, {vkf3}
Sleep, 300
Gosub, IMEGetstate
}
}
return
IMEGetstate:
; DetectHiddenWindows, ON
WinGet, vcurrentwindow, ID, A
vgetdefault := DllCall("imm32.dll\ImmGetDefaultIMEWnd", "Uint", vcurrentwindow)
vimestate := DllCall("user32.dll\SendMessageA", "UInt", vgetdefault, "UInt", 0x0283, "Int", 0x0005, "Int", 0)
; DetectHiddenWindows, Off
return
はい、これでフォントセレクターができました。他の資料なんかからコピペしてくるとフォントが混ざったりしますよね。そういう時にぜひ使ってみてください。
では!
“PowerpointやWordのためのフォントセレクターを作成する@AutoHotkey 入門 学習シリーズ (37)” への1件のフィードバック