ネコから学ぶ処世術

密着! ネコの一週間
2013年BBC制作のこのドキュメンタリーでは,50匹の猫に(当時はまだ珍しい)GPSや小型カメラを取り付けて,その動向を追いました.

ネコには縄張りがありますが,狭い地域で縄張りを共有するために,衝突を避けることをしていました.無用なケンカは,命を縮めるからです.

1. 例えば,お互いの縄張りに入り,鉢合わせをしたらまずは威嚇でお互いに距離をとります.

2. あるいは,同じ縄張りでも,散策する時間をずらして,鉢合わせしないようにしています.

3. しかし,敵に背を向けるのは危険なので,行いません.

4. また,匂いを付けることで,自分がどれぐらい前にどこにいたか,相手に示そうと伝えることもしていました.
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エッセイという文体について

今,いろいろとエッセイという文体について調べています.

いろいろなものを人はエッセイと呼びたがりますが,いろいろな文体を考えてみたところ,次のような形でひとまず表せるのではないか,という結論に至りました.

架空のものではない文体において···

論文 (論理性+, 形式+,  普遍性+, メッセージ性-) :形式が守られたうえで中身で勝負

大学のレポート (論理性+, 形式+, 普遍性+, メッセージ性-) :形式で勝負(?)

Eng. Essay (論理性+, 形式+,  普遍性△, メッセージ性+) :形式が守られたうえで中身とアイデアで勝負

小論文 (論理性+, 形式△, 普遍性△, メッセージ性+) :形式はさておき,中身とアイデアで勝負

Editorial/社評 (論理性+, 形式△,  普遍性△, メッセージ性+) :中身で勝負

コラム (論理性△, 形式-,  普遍性△, メッセージ性+):中身で勝負

エッセイ (論理性+, 形式-,  普遍性△, メッセージ性△) :書き方,中身,アイデアすべてで勝負してもいい

随筆 (論理性-, 形式-,  普遍性△, メッセージ性△) :勝負しない

日記 (論理性-, 形式-,  普遍性-, メッセージ性-) :勝負しない

あくまで試験的ですが,こう考えると,いったい何を書きたいのか/書かせたいのかで,選択肢が広がっているように思います.そして,虚構のものではない事柄について,書き方で勝負できる媒体というのは,結構少ないことがわかるのであります.

心の応急処置

How to practice emotional first aid | Guy Winch – YouTube :

Guy Winchは心理学者.「なぜ我々は体の傷にはバンドエイドを貼ればいいと知っているのに,心の傷になにをすればいいのかを知らないのだろう」といいます.実験や自身の経験などを通じて,心の衛生にもっと目を向けようと訴えかけるお話.

 

 

パーティーへの提案 (または,内向的な人の処世術)

パーティーを開く人よ,どうか知っておいてほしい.あなたが作らなければいけないのは,人々を盛り上げる空間ではない.パーティーが苦手でもあなたとの関係を崩したくない人がやってきたときのための,「退避場所」である.
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母の弁当と試練の時(これから弁当を作ろうとしている人たちへ)

僕の住んでいる地域では,中学生では給食というものがでない.それが普通だと思っていたら,「違うんだよ,地域によって」と言ってくれたのは確か先輩のKさんだった気がする.

いずれにせよ,そういうわけで,僕は中学生のときから大学院に入って2年目まで,つまり10余年,ほぼ毎日,昼ご飯は母の弁当だった.そしてそれは,愛にあふれた試練だったのだと,今では思う.作るものと食べるものの,相互的な試練だ.

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アイスケーキの思い出

”自分のイメージって他人のものと違うものだな”と思ったことがある.そして,それにちょっと驚いたのだ.それを感じたのは,昔,実はオーストラリアに留学していたときだ.(その割には英語が下手だって?うるさいなぁ.)

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銀色夏生さんのはなし

もしその人のことをあこがれで,かつ表現者として好きならば,おそらくその人が実際に話すろことを見るのは,よろしくないのかもしれません.

みなさんは,銀色夏生さん,ご存知ですか.詩人,エッセイスト,写真家です.

詩人業界(っていうのがあるのかしらないけれど)とは,少女的な恋愛的詩ばっかり書いていて,あまり仲が良くないといわれています.

村上春樹さんも好きなので,おそらく僕は,そういう既存の勢力にとらわれない人が私はきっと好みなのです.たぶん,ロックだからです.

まあそんなわけで,銀色夏生さんの(そして少しがっかりした)話をしたいのです.

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