研究費の不正使用について

大学内での研究費が不正に使用されることがままある.はて,不正使用とはどういうことか.なぜそういうことが起こるのか.バイクに乗りながらちょこっと考えた.

さて,まず大前提を整理しよう.それは,研究費を不正使用して”私腹を肥やすこと”は間違いである,ということだ.着服や賄賂などに使用しているのであれば,それはもう,地獄に落ちてください,というわけである.

それとは違う形で使用されているとすれば,それはどのような場合だろう.僕は大学で働いたことなんてないから,たぶん,こういうことなんだろうと推察する.

1.本来使えない目的で使う(たとえば謝礼,など)

謝礼では使えない,というのをどこかで読んだことある.が,とりあえず名目を変えて払う.しかし,なぜ謝礼に使えないのか.実験台ご苦労様,の謝礼のどこがいけないのか,私にはさっぱりわからない.私腹を肥やした人がいたからだろうか.だから全部だめというのは,何かおかしい.

2.本来予定になかった以上に払うために”他から持ってくる”

そもそも1年の予算を計上しているとすれば,それ以上かかったりかからなかったりするのは人間だもの,常である.予算の予の字義を,きっと予算を決めている人は知らない.

予算が”使わなければいけないお金”になっている場合も多い.でも,”来年の予算が減らされるから使う”という発想自体がおかしい.予算の予の字義を,きっと予算を決めている人は知らない.予定が未定であるように,予算も未定でいいはずなのだ.ちょっと超えたり,ちょっと少なくなっても,来年に響かないようにすれば,繰り越すお金もできるだろうに.

1つ目も2つ目も,よくよく考えれば,お奉行さんだったら厳重注意で許してくれそうなもんである.ここには人情が必要だ.そもそも,制度が人を縛っているパターンだ.

さらに,おそらく不正使用には,以下は当てはまらないんだろうと推察する.

a. 研究のためにポケットマネーで本や謝礼を払ったり買ったりする.

不正【非】使用ではないか.それもちゃんと罰したらいい.何のための研究費なのか.

b. 他の研究者との有意義なひと時を過ごすためにお金を使う

もしそれでとんでもなくいいアイデアが出たら,それも研究ではないか.現に各学会は懇親会をほとんどの場合設けているし,その場で話されることは研究についての話があって,それで思いつくことなんかしょっちゅうある(と思う).

どうしたらいいかって?そりゃあもう,年度予算なんかやめてしまって(それで予算を決めている人たちの人件費も削減できる),誰がいくら何に使ったか,銀行貯金みたいなものから引き出されるように,そしてそれがみなから見えるようにすればいい.公開貯金箱である.あぁ,X先生はあんな高い機械を買っているのに全然せいか出てないな,大変だなぁ,とか,ああ,Y先生はすごく読書家なんだろうな,とかになればいい.そして余ったお金は分配すればいい.そうすれば,変なことに使わなくなるんじゃないかい?あるいはやっぱり,性悪説なのかしら.大学の先生でも?

何度も言うけれど,私腹を肥やすことは許せない.そして,世の中は不条理だとわかっている.が,指摘しなきゃ気が済まないこともあるのだ.

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